こだわり満載の無添加住宅
3年ほど前から住宅展示場を訪れるようになったO様ご夫妻。当時はまだ結婚前、自宅を建てる予定もなかったが、ご主人曰く、「大手ハウジングメーカーのモデルハウスには情報が詰まっていて、見ていると最近の家づくりの動向やメーカーの考え方までが解っておもしろいんですよ」とのこと。いろいろなタイプの家を見学するうち、ごく自然に、「心地よく過ごせる広いこんな感じのリビングダイニングが欲しい」、「これくらいの広さのアイランドキッチンにしよう」など、自分たちの家のイメージも形作られていったという。
合わせて奥秋建設に依頼したダイニングテーブル。どっしりとした存在感で、部屋の雰囲気にもぴったり。
天然玄昌石と無垢材で構成したエントランス。左側の窓から日差しが差し込み、気持ちのいい空間になっている。向かって右は、収納力たっぷりのシュークローゼットに。
工務店回りの最中に立ち寄った小淵沢の工房で出会ったランプシェード。夕陽のような色合いが美しい。
ところが、いざ家づくりという段階になると、何かが違うと感じた。「僕は、自分の家を、”買う”という作業にはしたくなかった。一緒に造ってくれるパートナーが欲しかったんです」。それには地元の会社の方がいいだろうと考えたお二人。インターネットで県内の工務店を検索し、ホームページに掲載されている施工実績から好みに合うところをリストアップすると、20社近くになった。「端から足を運びました。でも、なかなかしっくりと来なくてね。最後に訪ねたのが、遠いからと後回しになっていた奥秋建設」だったという。
寝室は屋根勾配を活用した勾配天井にした。「天井が高く取れたので解放感もあるし、ベッドに横になると美しい木目が見えて、いいですね」とご主人。
桜の天然材のボディと、マット感のあるステンレスの天板。美しく使い勝手も抜群のオーダーキッチン。
「奥秋さんのショールームを見た途端、『ここだ!』と思いました。雰囲気がすごく良くって、思い描いていたイメージにピッタリで、こういう家を造る会社なら間違いないって」と声を弾ませる奥様。一方ご主人は、「二階の端っこの方とか、天井の隅とか、目が行きにくいところまで、全部きっちりときれいに造ってあったんですよ。腕の良さはもちろんですが、そうした家づくりに対する姿勢にも好感を持ちましたね」。
リビングの天井は吹き抜けにし、梁が見えるように。最後まで迷った階段部分も、解放感があって良い雰囲気に仕上がった。
天然玄昌石と無垢材で構成したエントランス。左側の窓から日差しが差し込み、気持ちのいい空間になっている。向かって右は、収納力たっぷりのシュークローゼットに。
平屋と二階屋を組み合わせた、モダンなフォルムが美しいO様邸。
奥秋建設のショールームを再現した、天然石のバスルーム。「入浴のたび癒されています」と奥様。
リビングからデッキへと続く大きな窓。サッシの窓枠にもこだわりが見える。
お二人にとって、家づくりは溢れる思いをカタチにしていく作業。「こんな雰囲気にしたいというぼんやりとしたイメージから、床は無垢材、天井は吹き抜け…といった具体的な要求まで、ひとつひとつカタチにしていきました。とても根気のいる作業でしたが、奥秋さんはどんなことでも私達の投げかけをしっかりと受け止め、柔軟な発想で可能にしていってくれたんです」。施工が始まってからは、住まいが近いこともあって毎日欠かさず見に来ていたとO様。「いざカタチになってみないとわからないこともあり、現場で決めたこと、変更したこともたくさんありました。僕は後悔するのが嫌だったので、言いたいことは全部伝えました。わがままもたくさん言わせてもらいましたが、奥秋さんは気を悪くするどころか、ときには背中を押してもらうことさえあった。良い家を造るという目標に向かって、文字通り二人三脚で進んで来られたことに、心から感謝しています」。
「無添加住宅というところに魅かれたわけじゃないけれど、実際に住んでみると、ニオイにしろ、質感にしろ、全部が気持ちいいですね」。にこやかに 話す奥様のお腹では、新しい命がすくすくと育っている。その横で、「自分でメンテナンスすることで半永久的に維持していけるというのも良い。床や壁が傷つ いたり汚れたりしても、削ったり塗り直したりすれば元に戻ると思えば、伸び伸びと子どもを育てることもできます。生まれて来る子どもにとっても、良い選択 だったと実感しています」と穏やかな表情のご主人。幸せな時間が、ゆったりと流れていた。
ユーティリティにある勝手口から南側へと続くデッキ。柵が目隠しになっているので、洗濯物を干しても安心。
家づくりを通してDIYに目覚め、郵便ポストや棚などを製作したご主人。見事な出来栄えのこのワゴンも奥様のリクエストに応えての力作。
屋根裏の雰囲気が漂う2階フロア。
某ショールームで見かけたアイデアを参考にして造ったスペース。「床でごろごろしたり、ヘリに腰かけたりできて、良いですよ」とご主人。広いリビングのアクセントにもなっている。