ベンガラは酸化第二鉄からできていて、銅や鉄などの金属を精製する途中でできるものです。
昔からベンガラは神社の鳥居や寺の柱などに塗られてきました。
漆喰にそれを混ぜることによってカラフルな表情を作ることができます。
色をつける方法はいろいろあるのですが、濃い色にしますと、同じ色を再現する事は不可能です。
そして、何年か後の補修の際に色をあわせらないというデメリットもあります。
漆喰はそのときの温度や混ぜ方によって 同じ配合でも出来上がりは違ってしまいますし、漆喰の上に塗ると同じ漆喰でも質感が違ってしまう為です。
ですので、濃い色を選択された場合は次のことを覚悟しなければなりません。
●色むらが出る。(はじめはなくても後で出てきます)●補修をするとその場所がすぐにわかる。
●混ぜるものにもよりますが、標準のものよりコストアップになります。
●雨があたる部分などは濡れると濃い色になる。